11月21日:25時間 

11月21日(金):25時間 

 

 今晩は夜勤がない。この2,3日の停滞を取り戻すべくフル活動しようと思う。 

 

 今朝は6時までアルバイトだった。勤務は卒なくこなすが、頭の中は終了後のことでいっぱいだった。早く職場に行って作業をしたかった。 

 

 6時に勤務を終えると、そのまま駅へ直行し、高槻に出る。その車中にてすでに勉強を始めているが、少しうたた寝してしまう。電車内通勤客がそろそろ増え始めている。うたた寝から目が覚めると、シートは満席なのに、僕の隣だけ空白ができている。僕の荷物が大きくて隣に人が座れないのだ。パソコンを入れてるので大きなバッグを抱えていたんだけれど、悪いことをした。荷物を膝の上に収まるように乗せ換えると、隣に人が座った。見回してみて、「けしからん」などというふうに険しい顔をした人もいなかった。こうしたちょっとのことでも許してもらえるのはありがたいことだ。 

 7時半ころに職場入り。少し腹ごしらえをして、8時から作業開始だ。 

 

 フロイトを読み直そうと思っている。短いものだが、10時までに論文を3本読む。10時なると、駅中の100円ショップへ向かう。ノートを1冊買っておきたかった。今、自分が何をどこまで進めているのか、この次に何をするつもりか、いわば進捗状況と予定を書きしたためておきたかった。常に今やってること、次にやること、その先にやることなどを意識化したいからだ。ちなみに、その時に献血カーが来ているのを見る。後で献血しようと決める。 

 職場に戻り、ノートに予定を記す。次は書く時間だ。戦争学入門の原稿を書く。これは現時点では未公開のものだ。ある程度原稿が溜まってから公開するつもりである。 

 

 13時。献血に向かう。前回献血した時には、その後も貧血に襲われることがあったので、この後に仕事もバイトもない日に献血をしようと思っていた。だから、今日はラッキーなことにタイミングが良かったのである。 

 献血はいつもの手順である。問診を受け、血圧を測り、血液チェックを受ける。血圧はいつも高めに出る。当然だ。これから血を抜かれるかと思うと緊張もするのである。昼食はまだだと答えると、カロリーメートのようなビスケット菓子を与えられた。お昼をどうしようかと迷ったのだ。食後すぐは控えた方がいいのかなと判断して、昼食前に献血に来たのだけれど、先に食べておいた方が良かったようだ。血液チェックというのは、指先に針を刺して血を出し、血液濃度などを調べるのだ。正直言って、献血そのものよりも、これの方が痛い。薬指の先っちょに針を刺されるのだけれど、なんでそんな優しい所を狙うのかな。もうちょっと痛くない部位がありそうなものなのに。しかし、この針刺しにも上手下手があるのか、ラッキーにも、今日やってくれた人のはさほど痛くなかった。 

 一通りの手順が済むと、後は自分のタイミングで献血カーに乗り込めばよい。先ほど頂いたビスケットを食し、飲み物を一本飲む。ここで速やかに献血カーに入るように僕はしている。時間を空けると大義になってくる。さっさと済ませるに越したことはない。 

 今日はラッキー続きだ。一番手前の献血台だった。奥よりもスペースが少しだけ広いのだ。看護師さん(でいいのかな)が準備をする。注射針が刺される瞬間は心臓がドッキンドッキンするが、刺さってしまえばこっちのものだ。後は終わるまで静かに待っていればいい。 

 ちなみに、いつも思うのだが、これは思ったほど痛くない。上腕を縛られ、アルコールを塗られ、ゴム玉をニギニギする。そうしていると腕が痺れたような感覚になり、さらに塗布されたアルコールで皮膚表面がスースーする。チクリとはするけれど、針が刺されてもさほど知覚されないのだ。 

 献血自体は思ったよりも早く終わった。血の気が多かったのだろうか。あっという間に400ccに達した。献血カーを降り、休憩所で座る。飲み物も一本いただく。粗品も頂く。大抵の場合、この粗品はあまりありがたくないものであったりする。でも、今日は珍しくカップ麺が入っていた。こりゃまたラッキーだ、これを今日の昼食にしよう。 

 休憩所で休む。上着のポケットには待ち時間用に文庫本を一冊忍ばせておいた。エラリー・クイーンの『緋文字』である。読み始める。中学生の頃にクイーンにハマったけど、今読んでもやっぱり面白い。当分、ミステリはクイーンばかり読もうかと思っている。 

 10分ほど休憩して、献血会場を後にする。本当はいけないのだけれど、早速タバコを一本喫う。タバコは30~40分後でないといけないのだ。 

 それから職場まで歩いて戻る。献血後は少々ゆっくり目に歩く。いつもの速足で歩くと貧血に襲われるからである。職場に戻ると先ほどいただいたカップ麺を食する。今日の昼食代が浮いた。 

 

 さて、献血した後なので、少しだけ横になることにした。今のところ貧血の気配はないのだけれど、少し横になっておけばその予防にもなるだろう。 

 何もせずに横になるって時間は危険だ。余計なことを考えてしまう。天井を眺めている。先日、蛍光灯が二本切れた。買いに行かなければと思うのだけれど、電気屋まで行くのが億劫だ。それに、もうじき他の二本も切れそうな気配だ。買うなら4本まとめて買った方が一回の買い物で済む。それまで待とうかなどと考える。 

 蛍光灯の買い替えもそうだけど、あれやこれやのことが僕に圧し掛かってくるように感じられている。バイトのこともどうするか考えないといけない。ローソンとは距離を置きたい。他の店で新たに始めることも検討しているが、僕の当初の計画が狂いまくっているので、どう折り合いをつけようかとも悩む。本来ならそろそろバイトを減らす時期だったのに、新しく始めるというのは矛盾しているわけだ。でも、始めないと厳しいという状況もある。いずれにしても、当面はそちらに時間を割けそうにない。なかなか自由に動けないという現状がある。 

 

 時刻は16時近くになっている。活動再開だ。 

 ブログ選を一か月分作っておく。過去のブログから、いわば僕のベスト盤を作成しているところだ。今日やったのは2012年5月分だ。こういう作業をしないと過去に書いたものを読み直す機会がない。当時の自分と再会できるような感覚に陥って、なかなか楽しい作業でもある。 

 18時ころから室内の清掃などをやっておく。明後日の面接に備えてだ。明後日、つまり今度の日曜日だが、その日は少々忙しい。予めできることはやっておいて、当日の負担を減らそうという魂胆だ。 

 それからノートを書き、本を読む。気が付くと21時だ。そろそろ帰宅しよう。 

 

 電車内ではクイーンを読む。帰宅は22時を過ぎていた。夕食をいただき、少しだけ一服する。23時から作業再開だ。朝6時までは頑張るぞと意気込む。 

 パソコン作業を続ける。2時ころから寝落ちしてしまう。2時間ほど寝てしまった。26時間ほど起きていることになるからしょうがないか。 

 起きて、戦争学入門の原稿を書く。その後、続けてこのブログを書く。朝7時になっている。こうして、21日の朝6時から22日朝7時までの25時間を僕は生きた。25時間で多くのことができたと思う一方で、もっとできたのではないかという疑惑も生まれている。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

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