6月16日(月):2倍生きるつもりで
今日から少しばかりサイトのほうに力を入れようと決めていたのだけれど、出鼻をくじかれっぱなしだ。
深夜勤務を終え、作業が終了していないので残ってこなす。ついでに早朝勤務者の仕事も少し手伝う。この人たちの負担が大きく、辞めていく人も多い。早朝勤務者が辞職すると、こっちもそのとばっちりを食うことになる。だから自己保全のためでもある。この時間帯の人たちがいてくれるおかげで、僕も早朝で勤務を終えることができるのである。この人たちに辞めてもらいたくないので、できる限り手伝うようにしようと思う。
ただ、その後の疲労感がハンパじゃなかった。このところキツイ日々を送っている。今日もこの後の深夜勤務のことを考えると気が重くなる。加えて、日常生活上のさまざまなことが僕に降りかかってくる。
状況は絶望的である。死にたいくらいだ。
ようやく夕方になってサイト作業にかかれることになった。ところがこれも順調には進まない。パソコンの具合というのか、サイトのシステムの具合というのか、ともかく何かが上手く働かない。更新したところ、更新がなかなか終了しなかった。パソコンを再起動させなければならなくなった。
そんなこんなで、わずかに前進しただけで終わる。非常に腹立たしい。業者はパソコンの容量の関係でそうなるのではないかと言う。僕はそれだけではないような気もするのであるが、一応、その提言も受け入れて、いくつかパソコン内の整理をする。当然、今日一日では終わらない。明日もこれをすることになりそうだ。
サイト作業にかかるどころか、そのための準備段階からやっていかないといけない。そう思うとただただ気が重くなるばかりだ。
そう言えば、昨日、Oさんはたいへんだったということを、今朝の勤務者から聞いた。トラブルがあったらしい。配送のドライバーが商品を間違えて下したらしい。この店の入荷品の一部が他店舗に行ってしまったというわけだ。
時折、そういうトラブルがある。大抵の場合、ドライバーさんが前の店舗に行って取りに行くものだと僕は思うのだが、そうはならなかったらしい。単品検品して、欠品処理をしなければならなかったそうだ。それでOさんはかなりパニックになったらしい。かわいそうなことだ。
確かに、ドライバーのミスで店員の仕事が増えるというのは理不尽なことではある。それでも指定された作業をやった方が早く処理できたであろうとは思う。Oさんはそれを受け入れることができなかったようだ。
コンビニもだんだん魅力がなくなっていく。若い頃のように楽しいと思うことがなくなった。やりがいが感じられなくなっている。
いずれはすべてセルフレジになるのだろう。客と接することがなくなるほど、ますますやりがいがなくなっていく。人前に立つということが僕にとっては大切なことなのだ。だからセルフレジの普及は、僕がそのバイトをやっている意義を失わせる。
コンビニとは徐々に疎遠になっていきたいのだけれど、そうもいかない事情がある。そればかりか、来月から再び掛け持ちしなければならなくなりそうだ。また週7夜勤の生活が始まるのか。ますますカウンセリングの方が疎かになってしまいそうだ。
ともかく、バイトも本業も合わせて、一日14時間は働こう。そうしなければ追い付かない。でも、普通の人の倍働けば、普通の人の2倍生きたことになる。普通の人の2倍得したことになる。そう思って自分を鼓舞するばかりである。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)